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初心者からの自作PC組立・CPU

お久しぶりです毎日AVAいっぱいで楽しいです(

 

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さて、今回は前回の記事である「初心者からの自作PC組立」の続き、CPU編です。

 

まず、CPU(Central Processing Unit)とは何なのか?それは、PCの中でスペックに大きく関わる部分、人間で言う頭脳の部分と比喩ができます。

CPUの種類に Core i7Celeron , Athron などというものを聞いたことがある人も多いかと思います。CPUの種類ごとの性能が大きく違っており、CPUのコア数やスレッド数・キャッシュ容量等々が大体決まっています。つまり、CPUの名前を指標にすることでスペックを考えることが十分に出来るようになります。

 

さて、ここで主なデスクトップ用CPUの種類とそのスペックを抽出してまとめてみました。以下のようになります。

 

CPU周波数コア(スレッド)ターボブースト3次キャッシュ(2次)CPUソケット
Core i7-3770 3.40GHz 4(8) 8MB(256KB*4) LGA1155
Core i5-2400 3.1GHz 4(4) 6MB(256KB*4) LGA1155
Core i3-540 3.07GHz 2(4) 4MB(256KB*2) LGA1156
Celeron 540 1.87GHz 1(1) ☓(1MB) LGA775
Pentium Dual Core E2180 2.00GHz 2(2) ☓(1MB) LGA775
Opteron 6272 2.1GHz 8(16) 8MB*2(2MB*8) Socket G34
Phenom II X6 1065T 3.00GHz 6(6) 6MB(512KB*6) Socket AM3
Athron II X4 640 3.00GHz 4(4) ☓(512KB*4) Socket AM3

 

さて、ここでいくつか見たこと無い言葉がありますが、その説明をしておきましょう。

 

1. コア(スレッド) とは?

まず、コアについて。

もともと、1つの CPU にコアは1つだけでした。しかし、2006年頃から1つの CPU に2つのコア(通称デュアルコア)が搭載されたものが登場し、更にその後2007年末には1つの CPU に4つのコア(通称クァッドコア)が搭載されたものが登場。こうしてマルチコア CPU が一気に一般化されていきました。

ちなみに、現状で最高2コアまでしかない Celeron は、安くてほどほどのスペックなため、自作においてコスパが良好な CPU として重宝されています。

 

次に、スレッドについて。

CPU で作業している時、よほどの作業をしていない限りは余力が多少は残っています。この余力を用いてもう1つの別の作業を並列で行おう、というものがIntel社による「ハイパースレッディング」という技術です。そのため、1つのコアで2つのコアのような動きをしてくれる、というものがスレッドというものになります。

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2. ターボブースト とは?

最近の CPU はマルチコアが当たり前となっていますが、マルチコアにすることによってCPU は以前よりも消費電力や発熱が多くなってしまいました。そのため、コア1つ1つの処理性能を引き下げてしまわざるを得なく、コアを1つだけしか使わない時の処理はマルチコアよりもシングルコアの方が処理速度が早いという状態になってしまいました。

そこで、マルチコアCPUで多く使っているコアに対して全然使ってないコアの分の電力を送って処理速度を上昇させる、という「ターボ・ブースト・テクノロジー」と呼ばれる技術が開発されました。

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3. キャッシュとは?

キャッシュとは、データを一時的に保存しておく場所の事であり、PCパーツであるメモリよりも何倍も高速な処理が可能となっているメモリです。いちいちメモリとやり取りするよりも、直接CPUの中にキャッシュ用メモリを置いておけば処理は格段に高速化する、ということでこのようなものが搭載されました。

このキャッシュが特に影響してくるものは、主にゲームなどの高度なグラフィック処理が必要とされるものや、動画のエンコードなどです。

 

 

ここで、目的別に考えてみましょう。例えば・・・

オフィス等の仕事用PCでほどほどの性能があればいい、という人には CeleronPentium , Core i3 等の2コアのCPU。

作業もしたり、動画も観たり、それなりのゲームをやりたい、という人には Core i5Athron II X4 等の4コアのCPU。

動画のエンコードや高スペックを要するゲームをがっつりとやりたい、という人には Core i7Phenom II X6 等の4コア8スレッドや6コア搭載のCPU。

というように、場面ごとに見合った最適なCPUを選ぶことが自作PCを組み上げることへの第一歩となります。

 

そして、CPUを使う上で必ず考えなければいけないなパーツが「マザーボード」です。

CPUが「マザーボード」と合っていなければCPUは使えませんし、逆に「マザーボード」がCPUに対して適化されたものでなければCPUがいくら良くても性能がフルに発揮できないかもしれません。

ということで、次の回では「マザーボード」と「メモリ」について書いていこうと思います。

 

それでは!(疲労) 

解説画像:パソ兄さん様(http://www.pasonisan.com

 

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